今回もカナダの都市の紹介をいたしましょう。
カナダ第2の都市である、モントリオールと、世界遺産にも登録されているケベックシティの2か所です。
この2か所は、どちらもケベック州にある都市で、広いカナダの中ではそれほど遠く離れていません。
カナダ旅行の際、どちらかを訪れる予定があるのでしたら、もう片方も立ち寄ることをお勧めいたします。
まず、モントリオールですが、こちらはセント・ローレンス川の中洲に発展した都市です。
そして、「北米のパリ」とも呼ばれているほど、フランスの香りが漂っている都市でもあります。
言語もフランス語が広く行き渡っていますし、近代的な高層ビル群と、石造りの歴史的な建物とが調和しているさまは、まさにパリにいるかのような錯覚に陥るほどです。
また、モントリオールの自慢のひとつは、全長30kmにもおよぶ地下街です。
これほど巨大な地下街を持つ都市はそう多くはないでしょう。
寒い時期の旅行であっても、この地下街で楽しむことが出来ますから心配いりません。
そして、世界遺産のケベックシティですが、こちらはセント・ローレンス川を見下ろす位置にあるディアマン岬に築かれましたケベック州の州都です。
北米では唯一の城壁都市になります。
まるでフランスの古城のようなシャトー・フロントナック、そして、石畳の町並みが、古き良きフランスを思わせます。
モントリオールもそうでしたが、ケベック州は全体的にフランスの香り漂う州ですので、カナダにいながらにしてカナダとフランスと両方を味わえるような感じです。
フランス好きのかたも、フランス未知の方も、ぜひ、お立ち寄りください。
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カナダの見どころ(バンクーバー・ヴィクトリア)
今回も、カナダの都市のご紹介です。
カナダは非常に広い国ですから、それだけ、素晴らしい都市も存在しています。
自然はもちろんのこと、都市も各々特徴があり、とても素晴らしいのです。
世界でもっとも住みやすい都市のひとつとして有名なのが、バンクーバーです。
バンクーバーは、カナダ第3の大きな都市でもあります。
それでいながら、世界でもっとも住みやすいと人気なのは、いったいどのような秘密があるのでしょう。
それはやはりカナダならではの雄大な大自然がすぐそばにあることでしょう。
海にも森にも囲まれている近代的な都市が、バンクーバーなのです。
そういった素晴らしい環境のお陰で、新鮮なシーフードも楽しめますし、オーガニック料理も堪能できます。
旅行の楽しみの一つに、旅先の食事がありますが、カナダではそれも申し分ないでしょう。
さて、ヴィクトリアもバンクーバーと同じ、ブリティッシュ・コロンビア州にあり、実は州都でもあります。
そして、バンクーバーから、さほど離れていません。
ケベック州のモントリオールやケベックシティがフランスの香り漂う街とすれば、ブリティッシュ・コロンビア州のヴィクトリアの街は英国の香り漂う街と言えます。
美しいガーデニングや、アフタヌーンティーの習慣が残り、街全体がとても静かな雰囲気です。
しかし、街中のあちらこちらに花があふれているので、静かながら華やかな街とも言えます。
カナダ東部にご旅行の際には、ぜひ、訪れていただきたい街ですね。
カナダの見どころ(ルーネンバーグ・ハリファックス)
今回は、大都市のような都市ではなく、やや小さめの街を紹介しようと思います。
カナダ東部のアトランテティックカナダと呼ばれている4州のうちのノバ・スコシア州にあります、ルーネンバーグとハリファックスです。
ノバ・スコシア州は、17世紀からフランス人の入植がはじまった場所です。
入り組んだ海岸線が、非常に美しいことでも知られています。
カナダの東部に旅行をする方は、ぜひ足を延ばしていただきたいのが、世界遺産にも登録されていますルーネンバーグという港町です。
この町に足を踏み入れると、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような世界が広がっていることに驚くでしょう。
18~19世紀からの色とりどりの建物が並んでおり、女性なら誰もが喜びそうなクラフトショップが点在し、港町の良さを生かした新鮮なシーフードレストランも数多く並んでいます。
実はおとぎ話の世界は、このルーネンバーグに限ったことではありません。
ここから、103km離れたハリファックスという街までの港町ほとんどに言えることでもあります。
ルーネンバーグから、とても可愛らしくロマンティックな町並みが続き、ハリファックスに至ると、そこはノバ・スコシア州の州都でもあります。
この街にはなんと、あのタイタニック号の遺品が展示されているという大西洋海洋博物館があります。
また、タイタニック号の犠牲者が祭られていますフェアビュー墓地などもあります。
ダウンタウンではタイタニック号についての歴史も感じ取れるので、あの映画のファンの方には、非常に嬉しい街ですね。
夏場には無料のガイド付き循環バスも出ているそうなので、ご旅行の際には、ぜひ利用してみてください。
カナダの見どころ(ホープウェル・ロックス)
しばらく都市や街の紹介が続きましたので、今回は珍しい自然をご紹介しましょう。
アトランティックカナダ4州のうちのひとつであるニュー・ブランズウイック州にあります、ホープウェル・ロックスです。
ここにも世界一の自然があります。
ホープウェル・ロックスは、世界で最も潮の干満差が激しい場所なのです。
そのため「フラワー・ポット」・・・つまり、植木鉢という愛称がつけられています。
その、非常に激しい潮の干満差が原因となり、非常に珍しい奇岩群が立ち並んでいます。
神秘的で、普段あまり目にしないようなその光景の中を歩いていると、一瞬、他の惑星にでも来たかのような感覚に陥ったりするかもしれません。
観ていて飽きることがないので、ゆっくり散歩を楽しんでください。
ただし、干潮時のみ・・・ですね。
満潮時には、高さ14mもあるという奇岩がすっぽりと海の中に消えてしまいます。
このあたりは、ホープウェル・ロックス州立公園として整備されており、観光案内所ですとかハイキング・トレイルなども設置されていますから、たとえツアー旅行の慌ただしい自由時間であっても、楽しむことができると思います。
訪れる前には、干潮時、満潮時の時間をあらかじめ調べておくとさらに良いでしょうね。
個人旅行ですと、もっとゆっくりと楽しむことが出来るでしょう。
また、このホープウェル・ロックスのあるニュー・ブランズウイック州は、カナダで唯一、英仏二ヶ国語を公用語にしている地域です。
カナダの見どころ(オーロラ2)
カナダ旅行でのオーロラ鑑賞の人気は非常に高いので、2回にわたってお話しすることにしました。
前回は、ノースウエスト準州のイエローナイフについて詳しいお話をさせていただきました。
今回は、もう二か所、カナダで有名なオーロラ鑑賞地、ユーコン準州の州都であるホワイトホースと、アルバータ州のフォートマクマレーについてご紹介しようと思います。
まず最初にお伝えしたいのは、ホワイトホースでは我々日本人も大好きな、温泉につかりながらのオーロラ鑑賞が出来るということです。
はっきり申しまして、オーロラ鑑賞は基本的に非常に寒いです。
いつ現れるかもわからないオーロラを、ただひたすらじっと待ち続けるわけですから、氷点下の外に数時間もいる場合も充分あり得ます。
そんなときに、温泉に入りながらオーロラの出現を待っていられるとしたら最高ですよね。
もちろん、しばらくたっても出現しなくてのぼせてしまう可能性も否めませんが・・・水温は40度ですから、それほど熱いというわけでもなくちょうど良い温度だと思います。
温泉に入りながらのオーロラ鑑賞をお望みの場合には、水着を忘れないように注意してくださいね。
フォートマクマレーのほうは、人口が4万人ほどのまだ若い街です。
石油を含む砂を、オイルサンドと言うのですが、その埋蔵地として有名になりました。
この町は、自然とうまく共存していますので、オーロラ鑑賞できる街としては、ホテル、レストランなどが充実しています。
オーロラはもちろん夜にならないと美しく見えませんが、それまでの時間、ショッピングセンターなどで有意義に過ごすこともできるような町です。
さて、オーロラを観るためにカナダへ旅行に行きたいと思っていたあなた・・・どの街で鑑賞しますか。